旧身体美学ブログ アーカイブFhysical Aesthetics

2007年1月

今年発売?Vistaの運命 1月7日

Windows95以来、時代は同OSに追い風が吹き続けた。
ブラウザでは最初の覇者、ネットスケープをけちらし。
手本にしたOSであるMac(Apple)は倒産寸前に追いつめた。
(Appleから技術のライセンス供与を受けている。)

世紀末に事実上の世界標準としての地位を確立した。
しかし追い風がいつまでも吹き続けるものではない。
いつしか向かい風になるときがくる。

IT業界は変化が早いだけにすでにその時が来ている。
世紀が変わってからはすっかり進化が停滞している。
圧倒的強さをもたらした標準化が重荷に転化している。

だがいつまでも停滞を続ける訳にはいかない。
今年は満を持して革新版Vistaを出す予定になっている。
はたして95の時のようなブームが起きるのか。

おそらく95の再現は難しいだろう。
追い風どころか向かい風を受けての発売になるからだ。
VistaはWindowsの、MS社の未来を占う重要な意味を持つ。

向かい風の中でWindowsの威信を守らねばならない。
重く厳しく難しい役割だ。
どのみち世界標準はいつかは崩れるだろう。
Vistaははたしてそれを早めるのか、先に延ばすのか。

終焉?ウォークマン 1月11日

ウォークマンは世界ブランド、ソニーの象徴的存在。
だが今や過去形になろうとしている。
今も継続してはいるがかつての力は感じられない。

今の流れのまま推移すると過去形になる危険が高い。
はたして流れを変えうる戦略を持っているのだろうか。
筆者は実はまさに戦略に危うさを感じている。

ウォークマンブランドを守ろうとしているからだ。
悪く言えば過去の威光にしがみつこうとしている。
筆者は過去の栄光は捨てるべきだったとみている。

アナログ時代のブランドとしてもはや役割を終えている。
と感じられるからだ。
新しいブランドを立ち上げ、育てるべきだったと。

デジタル時代のブランドはiPodになろうとしている。
両者の最大の違いは当然そこにある。
iPodもウォークマンを継承するものだがそこが決定的に違う。

iPodがAppleから誕生したのもまさにそこに理由がある。
同社はコンピュータとOSを一体開発する唯一のメーカー。
ハードとソフトの連携を知りつくしているからこそ生まれた。
デジタルを生かすにはソフトが不可欠だからだ。

一見日本企業が得意な分野に見えるがそうではない。
ソニーをふくめてOSを開発している企業は一社もない。
OSとハードを一体開発し、美を追求する独自の企業文化。
Appleから生まれるべくして生まれたと言えるだろう。

早くも墓穴?堀江社長 1月19日

前から言っているが堀江氏は姿形が金総書記によく似ている。
しかし総書記ほどしぶとくはなかったようだ。
成功も早ければ、つまずくのも早かった。
もっともIT業界ではありがちなパターンでもある。

彼のモデル?、スティーブ・ジョブスだってそうだ。
彼は若くしてIT業界最初の伝説を作った。
仲間と立ち上げたアップルがまたたくまに急成長。
しかし巨大化した同社から内紛で追い出されてしまう。

だが堀江総書記がジョブスと似ているとは思えない。
姿形だけではない。カリスマ性自体が。
(ジョブスは姿形からしてカリスマ的存在感がある。)

ジョブスはパソコン時代を開くような仕事をしている。
アップルに復帰後は、ますます創造的な仕事をしている。
一方堀江総書記が生産的な業績を残しているとは思えない。

彼も会社もジョブスやアップルと同列とは到底思えない。
違いが具体的に発覚したというのが筆者の実感だ。
ジョブスのようによみがえる可能性は限りなく低いだろう。

電器とカメラの相克 1月22日

デジタル化の波にカメラ業界も再編成が進んでいる。
アナログ時代は電子化されても本質は光学機器。
だが今は光学部品のついたデジタル電子機器となった。

その結果家電メーカーのシェアが高まっている。
一方カメラメーカーは盤石のキャノンを省き苦戦中。
デジタルの波が容赦なく押し寄せている格好だ。
対応の遅れた企業はたちまち負け組に転落する。

しかし小売業界では逆の現象が起きている。
カメラの量販店が家電の小売業界を席巻している。
ビッグカメラ、ヨドバシカメラなどだ。
カメラと名がついても扱うのほとんど電気機器だ。

一方家電の小売は全国的に斜陽産業。
規模に関係なく倒産、閉店が珍しくない。
秋葉原ですら例外ではない。
消えた老舗も少なくなく、続いていても苦戦している。

昨秋はそんな秋葉原にヨドバシが巨大店を出した。
両者の力関係を象徴するような進出だった。
電気がカメラを脅かし、カメラが電気を脅かす。

ただ実態は電気店もカメラ店も大きな違いはない。
カメラ店の家電進出も遠からず頭打ちになるだろう。
家電が儲かりにくいという本質は変わらないからだ。

ライブドア幻想1 1月27日

ライブドアは日本の社会の縮図でもある。
いいかえれば日本人を、日本社会を鏡のように映している。
今は彼らを認めていた人々も糾弾している。
それは天につばを吐いているように見えなくもない。

筆者が問題にしている美意識もしかり。
その欠如を指摘したマスコミなど皆無。
おかまいなしにセレブだとか、ヒルズ族なんて持ち上げる。
華やかな上流の人々のごとく。

堀江社長は一応Tシャツなどもブランド品だったらしい。
だが美意識の欠けた人にはブランド品など意味がない。
見栄えはほとんど変わらないからだ。

ブランド品着ればセレブだとしたらまったく本末転倒。
当人もマスコミも品格が必要とは考えないのか。
美意識なくして品格など生まれるはずがないのに。

堀江氏ばかりではない。他の若い幹部たちも大同小異。
ダンディに見える人は見当たらない。
一人でも問題に気づく人がいれば進言するだろう。
おおむね同水準だから気づくはずもなかったということか。

逮捕後、昨年末の忘年会の様子が度々テレビに流れている。
やはり美意識、センスは見られない。
そればかりか貧相な裸をさらしていた幹部も。

世界的になることを目指していたという。
しかし世界に出たら自分たちが世界にどう映るか。
そう考える人はいなかったようだ。

例えば世界(すなわち欧米)のセレブがどう見るか。
えっ、あの人たちが日本のセレブ?、使用人じゃないの?。
もちろんこれは単なる想像だが。

品格なければ単なる成金にしか見えない。
彼らが金しか見ていなかったとしたら、成金そのものだが。