旧身体美学ブログ アーカイブFhysical Aesthetics

2006年12月

今年の顔は荒川静香 12月1日

五輪も今年も独り舞台

早くも師走、今年最大のヒロインは見出しの人。
それ以上の人が年内に表れるとは思えない。
有色人種初の五輪女王である。

日本がそれを目指してすでに半世紀以上。
伊藤みどりの初の世界選手権制覇から十余年。
白人の独壇場だった競技の歴史を変えた。

東洋系の女王ミッシェル・クワンも果たせなかった。
彼女は世界選手権を五度も制覇しているのに。
荒川選手は一度しかない。

ただしこの競技だけの現象と考えるべきだ。
それとシンクロナイズドスイミング。
美を表現する競技でメダルに絡むはこの二種目だけ。
美の競技は他にもいろいろあるがまだ白人の独壇場だ。

トリノ五輪は危うくメダルゼロで終わりかけた。
荒川の快挙でかろうじて救われた。
ただし同五輪が惨敗であることにかわりはない。

番外?いじめ問題 12月3日

最初で最後の話題?

基本的に扱いたくない。
だが今日本では聞かない日はない。
誰もが考えるべき問題という人もいる。
他人事にするのは悪いことみたいに。

そこでごく短く。
そもそもなくなる訳がない。
政治家やら識者やらがいくら動いたところで。
悲惨な犯罪をなくすことができないのに。

いじめだけはなくせると信じているのだろうか。
社会に出てもいじめが待っている。
それが人間社会の現実。
マスコミのやるリンチなどすさまじい。

いじめた側ばかり問題にしている印象もある。
だがいじめられた側にも教育が必要なはず。
いじめられたらどう対応し、どう戦うべきか。

いじめをなくそうとするよりは現実的。
学校は大人社会の鏡のようなもの。
温室にして育てたら社会に出て耐えられない。

うんざり?堀江氏 12月5日

再びマスコミに出まくり

当分目にせずすむかと思っていた。
それが早くも生出演に遭遇。
マスコミは今さら何を聞きたいのか。

元時代の改革者?。
美意識など昔の日本人と変わらない。

彼の体には志が感じられない。
早くもだらしない中年太り。
いったいどんな生活しているのか。
どんな言葉並べようと体が正直に物語る。

似ているのは金総書記だけではない。
武田鉄矢氏にも容姿体型が似ている。
ただ武田氏はあんなふやけた体はしていない。

精神は顔や体にも反映することを知らない?。
知っていたらあの体でテレビに出ないのでは。
現状では好意的な評価は出来ない。

バレー勢力図の意味 12月6日

日本開催の世界選手権

決勝戦は深夜、ゴールデンは日本の負け試合。
テレビ中継だが、その点は男女とも同じ。
だが視聴率はなぜかすべて女子の方が高い。
内容的には男子の方が迫力あると思うが。

結果はサッカーとよく似ている。
欧州と南米が強豪国の集中する本場。
アジアや北米はおおむねBクラス。
つまり勢力図が野球の反対である。

日本人選手の米大リーグへの高値移籍が話題だ。
この話は上記勢力図と実は関係がある。
バレーの本場では野球は普及していない。

しかもスポーツ大国が多い地域。
つまりバレーの方がより世界的な競技。
だから当地域に一流の野球選手は存在しない。
それが日本の一流選手の争奪戦が起きる一因だ。

バスケットボールがその構図を証明している。
サッカーと並ぶ世界中で盛んな競技だ。
だから米国のNBAでは欧州選手が活躍する。
その分アジアの選手はNBAに食い込めない。

中東でアジア大会 12月7日

カタールは日本の縮小版

今回のアジア大会は主体の東洋から大きく離れた。
中東の小国カタールでの開催。
なぜ小国で開催できるのか。答えは石油マネー。
最大の特徴はやはりイスラム文化圏であること。

開会式はいったいどんな演出をするのか。
だが残念ながら映像はほとんど放送されなかった。
日本のマスコミはその視点すらないのか。

かつてはメダルの大半を日本が獲得。
日本人の運動会とも言われた。
だが今は完全に中国人の運動会になっている。

日本はアジアを見下しているうちに勝てなくなった。
韓国と二番手争いするのが恒例化。
今回もその流れは変わりそうにない。

日本は五輪を初め、多くの大会を開催している。
最近だけでもバレー、バスケットの世界選手権。
経済力、組織的な運営能力に優れた大国からだ。

だが自国選手の成績は今一つ。
バレー、バスケットもBクラス止まり。
小国カタールも多くのメダルは望めない。
同国は日本のミニ版と言えるかも知れない。

米イラク報告書 12月9日

同報告書は超党派の諮問機関による提言。
これは出ること自体ゆゆしき事態。
本来政権の政策能力が高ければ不用だからだ。
つまりもはや政府には任せておけないということ。

具体的にはブッシュ大統領、ライス国務長官に。
チェイニー副大統領は影響力を失っている。
盟友のラムズフェルド前国防長官が更迭されたので。

唯一大統領を支えるライス長官もいわく付き。
すなわち前任者パウウェル氏の辞任でついたポスト。
パウウェル氏は唯一開戦に否定的だった。
今日の事態を予測していたのかも知れない。

そういう人を追い落としたのが現ライス長官。
その結果この顔ぶれには任せられないという事態。
本当は前任者の方が適任と考える人が多いのでは。

だが前国防長官や副大統領ほど悪役にされていない。
独身の黒人女性だからなのだろうか。
男だったらもっと厳しい評価を受けるかも知れない。
ただ現政権が危うい状況にあることに変わりはない。

新しいアジアの風 12月11日

地域特性あふれるアジア大会

アジアの変化が確実に反映しつつある。
地域広大、人口最多なれど多くが途上国。
そのため水準の低かった同大会。

だが発展しつつあることが顕在化してきた。
例えば陸上競技ではベトナムの選手が目立つ。
出るだけでなく決勝に進出してくる。
ちょっと前には考えられなかったことだ。

イスラム諸国からの女性の参加も増えた。
顔以外はすべて隠すという服装で。
その印象にそぐわない実力を見せた例もある。

バーレーンから陸上百mに出場の選手。
同種目はビキニ水着に近いスタイルの選手が多い。
その中で彼女だけ顔以外はすべて隠していた。
まるで減量で着込んで走るボクサーのよう。

あんな格好で走れるのだろうか?。
やはり技術も未熟なようでフライングを犯す。
二度目は失格になるので彼女は極端に慎重になる。

その結果まるで素人のような下手なスタート。
加速できず一人だけ遅れて走り出した。
ところが走り出すとぐんぐん加速。

なんと最後尾から見る見る内に集団に追いつく。
さらに日本の二選手を抜き去り、上位に肉薄。
三位でゴールした。銅メダル獲得である。
減量ボクサーのような格好ですごい!。

アラブ系の潜在能力の高さを見せつけた。
同じく高いスラブ系と名称も似ているが。
アジアの風というよりアラブの風だ。

アジアの風2 12月12日

ある意味イスラム革命

前回話題のバーレーンの選手(ガサラ)の続編。
彼女はその後200mにも出場。
こちらの決勝はまともなスタートができた。
序盤から中位置につける。

そしてラストにスパート、上位を抜き去った。
優勝である。やはり彼女は本物だったのだ。
100mもまともにスタートしてたら勝てたかも。

最近陸上の女子選手は水着のような形が多い。
だから彼女は衣装でまず際立つ。さらに実力も本物。
ある意味革命的な選手の出現だ。

バレー会場でも興味深い光景が。
日本対タイ戦、観客席の中に若い男性の一群。
タイ人風なのでタイの応援団?。

だが彼らが掲げていた大きなポスターの主が意外。
なんと日本の菅山かおる選手だった。
あちらでも美人選手として知られているらしい。

あのイラクが準優勝 12月16日

アジア大会サッカー

イラクが二十年ぶりに出場、準優勝。
連日殺戮が横行している国がである。
自衛隊撤退も夜逃げを連想させる形だった。

確かに全土が危険という訳ではないだろう。
それでも練習環境がいいとは到底思えない。
それでも日本や韓国より上だという事実。

いったい何が違うのか。
中東はサッカーが盛んだが、日本だって同じ。
(同決勝は同大会のフィナーレを飾った。)

W杯でジーコ監督が言ったようにフィジカル?。
確かに白人だから貧しくても体位は上だろう。
そこに帰結するしかないのだろうか。

同大会全体に言えることでもある。
アジアの中で勝つことが難しくなっている。
松坂選手の話題に隠れてしまっているが。

マスコミの扱いはNHK以外非常に小さい。
反面野球の扱いは依然として大きい。
確かに松坂は話題性高いが、野球自体世界的でない。

注視しているのは米国の野球ファンと日本だけだ。
何か全体的な見方をしていないように感じる、
2016年の五輪に東京が立候補するが・・。

過大評価?WBC優勝 12月21日

アジア大会サッカー

今年のスポーツニュースのトップはWBC優勝?。
特にプロでは筆頭候補かも知れない。
だが手放しで喜べることなのだろうか。

日本選手は大リーグを本場と捉え、あちらに行く。
日本が本当に世界一なら大リーグより上のはず。
逆に言えば本場の米国が勝てないのがそもそも変。
盛り上がったのは日本と韓国だけというのが実態。

サッカー、バスケット、アイスホッケー、バレーボール。
プロもある世界的に人気のある競技だ。
こうした競技で日本が優勝することはまずない。

なぜ野球だけ可能なのか。そこには必ずからくりがある。
それは日本人が知らなければならないはずだ。
過去に書いているので詳細は省略するが。

もちろんイチロー選手など素晴らしい選手が活躍した。
彼らはおおいに称賛に値するが、それとは別問題。

日本もWBC優勝で人気回復が期待されたが期待倒れ。
一面しか見ていないと野球のためにならない。

安倍首相批判続出 12月22日

期待倒れというには早い?

圧倒的人気、支持を得て登場した青年首相。
だがやはり前途は厳しい。
すでに批判の声が多々聞かれる。
だが期待倒れとか無能というのは早計だ。

現代が非常に難しい時代だからだ。
批判噴出はむしろ必然。誰が首相になってもだ。
安倍氏と言えども例外ではなかっただけ。

社会がよくならないのは政治家が悪いから?。
それなら自分が政治家になればいい。
もしなったら自分の無能さを思い知るだけだ。

実際なった人にその実例が多々見られる。
存在意味があるのかどうか疑わしい人たちが。
といって有能であれば評価されるものでもない。

首相になった人より有能な人も少なくない。
安倍氏の父も有力候補だったがなれなかった。
どの世界も同じだがやはり運も必要。
だがなれることがはたして幸運なのか。

社会はますます複雑に難しくなっている。
一人の政治家によって変えられる時代ではない。
例えば坂本龍馬が蘇っても不可能であろう。

トヨタ世界一確実 12月27日

半世紀で悲願達成

自動車はITやエネルギー産業と並ぶ基幹産業。
最大手のGMはかつて世界最大の企業といわれた。
半世紀前トヨタは彼我を巨像とアリに例えた。

だが今や年老いた巨像はめっきり衰えた。
一方トヨタは筋肉質の巨像となった。
バブル以後の失われた十年もなんのその。

その間に疲弊し、迷走する企業も多い。
同じく基幹産業である電機、ITは地位が危うい。
自動車も例外ではないのに、快走を続ける。

同社が日本企業であることに重い意味がある。
日本の企業、文化、精神をも代表する存在だからだ。
それだけ企業責任も重くなる。
その点でも規範を示してれることを期待する。

それにつけても好対照なのがライブドア。
堀江前社長は「三年で世界一」とぶちあげていた。
それだけで同社の本質が知れようというもの。

同社を買いかぶった人々も同じ穴のムジナ?。
と言われても仕方ないかも知れない。
三年で〜で見抜けなかったのだから。

脳内革命の結末 12月29日

自ら実証して見せた?

一大ブームとなった空前のベストセラー。
だがブームが去ると跡形もなく消滅した。
実体がほとんどなかったことを証明している。

実際脳内革命が起きた人間は一人もいないのだ。
すなわち幻想に踊らされたのだ。

著者の経営する病院が経営破綻したという。
これはブームの最後のオチである。
つまり著者自身、脳内革命が起きなかったのだ。
当人すら起きないのに読者に起きる訳がない。

確かに病院経営も難しい時代である。
赤字経営の病院の方が多いといわれる。
だが黒字経営を実現している病院もある。
つまりそれ以下だったということ。

だがこのようなブームはくり返されるだろう。
手をかえ、品をかえ、新しい仕掛けによって。
されど基本的な原理は同じ。

感動、驚異、奇跡、革命、魔法。
があると見せかけるのだ。
本物はけっしてそんなことをしないのだが。
同じ人々が乗せられていると想像される。